2023-01-24
空き家を管理せず放置し続けていると、いろいろなリスクを抱えることになります。
その一つが「不法侵入」です。
不法侵入はさまざまなトラブルへとつながる可能性があるため、所有者がしっかりと対策しておかなくてはなりません。
そこで今回は、不法侵入されやすい空き家の特徴や、不法侵入によって起こりうるトラブル、不法侵入を防ぐための対策について解説します。
新潟市で空き家を所有しているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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現在、日本では人口減少や高齢化による空き家の増加が社会問題となっています。
総務省が平成30年におこなった「住宅・土地統計調査」によると、全戸数の実に13.6%が空き家であることがわかりました。
「親から不動産を相続したものの、そのまま空き家として放置してしまっている…」という方も少なくありません。
しかし、空き家の放置は不法侵入などのトラブルを生む可能性があります。
不法侵入そのものも「住居侵入罪」という立派な犯罪の一種です。
空き家が不法侵入者に狙われる最大の要因は、「人が出入りした気配がないこと」だと考えられます。
では、不法侵入者はどのような点を見て人の出入りがないことを確認しているのでしょうか。
ここでは、不法侵入されやすい空き家の特徴について見ていきましょう。
庭の草木が伸び放題になっていると、その家が管理されていないということが敷地外からもわかってしまいます。
とくに玄関周りは草木が伸びていると空き家の印象を強めてしまうでしょう。
また、伸びた草木が目隠しとなって、不法侵入の手助けとなってしまうケースもあります。
庭の草木と同じく、屋根や壁などが傷んだ状態のまま放置されていると、人の出入りがなく管理もされていない空き家であることが明らかです。
屋根や壁は劣化が進むと倒壊などの恐れもあるため、必要に応じてメンテナンスをおこないましょう。
防犯の観点から雨戸を閉めている空き家は多いですが、「いつ見ても雨戸が閉まっている」という状態では人が住んでいないことが明らかになってしまいます。
定期的に訪問し、換気がてら雨戸を開閉するようにしましょう。
ポストに溜まった郵便物も、不法侵入を狙う犯人がチェックするポイントの一つです。
テープでポストをふさいでしまうか、ご近所に親しい方がいる場合は定期的に郵便物を廃棄してもらいましょう。
空き家はゴミがポイ捨てされやすく、ポイ捨てされたゴミが放置されているとさらなるポイ捨ての呼び水となってしまいます。
ゴミが目立ってしまう前に、定期的な清掃を心がけましょう。
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空き家への不法侵入を許してしまうと、そこからさまざまなトラブルへと発展する恐れがあります。
不法侵入した不審者が、そのまま住みついてしまうケースです。
電気やガスなどのライフラインを契約したままになっていると、知らぬ間に使用されていた…という事態にもなりかねません。
また、所有者が空き家を訪れた際に不審者と鉢合わせしてしまう恐れもあります。
空き家にある家財道具や家電製品などが、不法侵入によって盗難されるケースです。
相続時に残されていた物をそのまま置いているという方もいれば、空き家を物置として利用している方もいるのではないでしょうか。
金銭を目的とした盗難だけでなく、いたずら感覚で思い出の品や写真などが持ち出される可能性もあります。
振り込め詐欺の拠点として、空き家が使われてしまうケースです。
インターネットで不正購入した商品を、空き家の住所に送付して受け取るという事例も発生しています。
また、子どもたちの遊び場として秘密基地のように使われてしまう可能性も考えられるでしょう。
子どもたちが不審者と鉢合わせたり、劣化が進んだ室内で思わぬケガをしてしまったりと大変危険です。
空き家に住みついた不審者が、生活ゴミを大量に溜めこんでしまうケースです。
生ゴミなどを放置していると、悪臭や害虫の発生につながります。
衛星的に問題があるだけでなく、近隣住人にも迷惑をかける恐れがあるため注意が必要です。
空き家が放火のターゲットにされてしまうケースです。
何気なくポイ捨てされたタバコの吸い殻から火災が起こることもあります。
また、空き家に住みついた不審者のタバコの不始末や、不法侵入した子どもたちの火遊びから火災が発生する可能性もゼロではありません。
空き家では出火が発見されにくく、近隣の住宅を巻き込んだ大規模な火災に発展する恐れがあります。
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空き家に不法侵入させないための対策について解説します。
空き家への不法侵入を防ぐには、「人の出入りがあること」をアピールする必要があります。
前述した「不法侵入されやすい家の特徴」を解消するためにも、見回りとメンテナンスを定期的におこないましょう。
具体的には、庭の草木のお手入れ、雨戸の開閉と換気、ポストに届いた郵便物の回収、屋根や壁などの損傷している部分の修繕、敷地内外に落ちているゴミの清掃などです。
敷地内にガレージや倉庫がある場合は、そちらも忘れずに点検しておきましょう。
また、前回訪れたときから不自然な変化や物の移動などがないかについても気にしておくと安心です。
防犯カメラの設置は、不審者を撮影して証拠を残すという意味だけでなく、不法侵入を狙う相手へのけん制として有効です。
また、人の動きに反応して点灯するライトの設置や、歩くと大きな音が出る防犯砂利の導入も、防犯意識が高いことのアピールにつながります。
空き家が遠方にあるという方や、いそがしくて訪問する時間がとれないという方、体力的に管理が難しいという方には、民間の空き家管理サービスがおすすめです。
依頼費が必要にはなりますが、空き家の管理に関する手間や気がかりから解放されることができます。
リノ・ハウスでも空き家の管理サービスをおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
将来的に空き家に移り住んだり、賃貸物件として活用したりといった予定がないのであれば、思い切って売却するという選択肢もあります。
売却してしまえば、当然ながら空き家の不法侵入について心配する必要もありません。
空き家は放置期間が長くなるほど劣化が進み、資産としての価値も下がってしまうため、早めの売却がおすすめです。
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空き家への不法侵入は、所有者にとって大きな悩みのタネです。
実際に不法侵入が起きてから後悔しないためにも、しっかりと対策をたてておきましょう。
また、空き家の売却が最大の解決策になるという考え方もあります。
新潟市で空き家の売却をお考えの方は、リノ・ハウスまでお気軽にお問い合わせください。
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