3階建ての家の特徴とは?売却しにくい理由と売却時のポイントを解説

2024-10-01

3階建ての家の特徴とは?売却しにくい理由と売却時のポイントを解説

この記事のハイライト
●3階建ての家の特徴は駅に近いことや狭い敷地でも延床面積を広く取れる点である
●3階建ての家が売却しにくい理由には上下移動の多さやメンテナンス費用が高いことが挙げられる
●3階建ての家を売却する際はエレベーターの設置や耐震診断の実施を検討することがポイントである

所有している家が3階建ての場合、スムーズに売却できるのか不安に思っている方もおられるのではないでしょうか。
3階建ての家は、一般的に売却しにくいとされていますが、売るためのポイントを把握しておくとスムーズな売却が期待できるでしょう。
そこで、3階建ての特徴や売却しにくい理由、売却するときのポイントについて解説します。
新潟市で一戸建ての売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

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3階建ての家の売却!家の特徴について

3階建ての家の売却!家の特徴について

3階建ての家は、一般的に売却しにくいと言われていますが、そもそも3階建ての家とはどのような住宅なのでしょうか。
平屋や2階建てにない特徴が、3階建ての家にはあります。
ここでは、3階建ての家の特徴について見ていきましょう。

特徴①狭い敷地でも延床面積を広く取れる

3階建ての家は、敷地が狭い場合でも床延面積が広い家を建てることができるといった特徴があります。
敷地面積に対して建てられる家の面積の割合は「建ぺい率」と呼ばれ、敷地面積に対する床延面積の割合を「容積率」といいます。
たとえば、60㎡の土地の建ぺい率が80%の場合、2階建ての家だと「60㎡×80%×2階分=96㎡」となり、96㎡の家しか建てることができません。
一方で、3階建てであれば144㎡の延床面積の家を建てることができるようになります。

特徴②駅に近い物件が多い

3階建ての家は、郊外の閑静な住宅地よりも駅に近い場所に多いといえるでしょう。
これは、都市計画法で定められている「用途地域」や「斜線制限」が理由の1つです。
用途地域とは、建物の種類と用途に制限があるエリアのことで、異なる建物が無秩序に並ぶのを防ぐために定められています。
同じ建物の種類や高さ、大きさなどを分けることによって、統一感がある住みやすい街になります。
用途区域は大きく分けると、住居系・商業系・工場系の3つになり、駅周辺は「商業系」の地域が多く、建物の高さ制限が緩やかなため、3階建ての家が建てやすくなっているのです。
また、斜線制限とは、建物の大きさや高さの制限のことで、周辺の家や道路の日当たり、風通しを妨げることがないよう定められています。
駅に近い場所は、斜線制限についても比較的緩やかな区域であるため、3階建ての家が多いといった特徴があります。

特徴③高さを生かした生活が実現できる

3階建ての家の特徴は、家の高さを活かした間取りにできる点も挙げられます。
たとえば、陸屋根にして屋上をつくれば、天体望遠鏡を設置して天体観測を楽しむことも可能です。
また、屋上があれば、洗濯物や布団も乾きやすいといったメリットも得られます。
このように、3階建ての家ならではの、家の高さを活かした生活をすることができます。

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3階建ての家が売却しにくい理由

3階建ての家が売却しにくい理由

冒頭でも述べたように、3階建ての家は2階建てや平屋の家と比べると、売却がしにくいといわれています。
では、なぜ売却しづらいのでしょうか。
ここでは、3階建ての家が売却しにくい理由を解説します。

売却しにくい理由①上下の移動が多いから

3階建ての家は、1つのフロアが狭く、縦空間を活かした間取りになります。
そのため、どうしても上下移動が必要になってしまいます。
たとえば、1階をリビング、2階を洋室、3階を寝室としている場合、1日1回は移動しなければなりません。
とくに、小さな子どもがいる家庭にとっては、移動が大変であるだけでなく、危険を伴うこともあります。
また、歳を取るにつれ上下移動がつらく感じるかもしれません。
このように、上下移動が多く大変といった理由から、売却しづらいとされています。

売却しにくい理由②メンテナンス費用が高い

3階建ての家は、メンテナンス費用が高い点も売却しにくい原因です。
たとえば、電気配線やガス・水道管などを上下で配置しなければならないため、工事費用が通常よりもかかってしまいます。
また、足場を組む際も3階までの高さを用意する必要があるため、大幅に高くなります。
このように、売却を妨げる原因としては、メンテナンス費用が高いことも理由の1つです。

売却しにくい理由③ターゲットが限定されるため

3階建ての家は、ターゲットが限定的であるため、売却しにくいとされています。
3階建てを希望する方は、上下移動が苦に感じない方や、希望するエリアに2階建てがない、同居者に高齢者がいないなど、限定されてしまいます。
また、そもそも優先的に3階建てを希望するような方は、少ないといえるでしょう。
多くの方が、できれば2階建てや平屋を希望しており、3階建ての家しか無いなら仕方ないという考え方です。
このように、3階建てはそもそも需要が少ない点が売却しにくい理由の1つでしょう。

売却しにくい理由④耐震性が心配だから

3階建ての家など、高さが高い建物は揺れやすく倒壊しやすいといったイメージを持っている方が多いです。
近年は、自然災害も多いため、リスクがある建物は避けたいという理由から売却しにくい可能性があります。

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3階建ての家を売却するときのポイント

3階建ての家を売却するときのポイント

3階建ての家をスムーズに売却するためには、3階建てならではのデメリットに対して対策を練る必要があります。
ここでは、3階建ての家を売却する際のポイントを解説します。

売却ポイント①エレベータなどの設置を検討する

3階建ての家は、前述したように上下移動が苦になるケースが多いです。
そのため、上下移動のデメリットを解消するためにも、エレベータや昇降機などの設置を検討してみることをおすすめします。
エレベーターなどが設置されていれば、高齢者の方がいるご家庭でも購入を視野に入れてもらえるかもしれません。
また、誰もが安心で快適に生活できる環境が整っていれば、3階建てでもスムーズな売却が期待できるでしょう。

売却ポイント②耐震診断をしておく

3階建ての家を売却する際は、事前に耐震診断をしておくのもおすすめです。
耐震診断は、建物の耐震性能や地震に対する安全性を調べることができます。
具体的には、建物内部の構造物を調査し、壁や柱、梁などの状態を確認したり、地盤の強度を調査したりします。
ただし、耐震診断を依頼する際は、家を建てた施工会社ではなく、第三者の建築士や土地家屋調査士に依頼しましょう。
そのほうが購入者も安心できるため、売却につながる可能性が高まります。

売却のポイント③事業用として売却する

3階建ての家は、駅の近くに建設されているケースが多いため、事業用として売り出す方法もあります。
たとえば、店舗や介護施設、民泊として売り出せば、ターゲットが増えスムーズな売却につなげられる可能性があります。
ただし、事業用として売り出す際は、駐車場の確保が必要です。
敷地に駐車場のスペースがない場合は、近隣で月極駐車場を探すなどの工夫が必要になるでしょう。

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まとめ

3階建ての家は、駅に近いところにあることや、狭い敷地でも延床面積が広く、かつ高さをうまく活かした間取りがつくれるといった特徴があります。
しかし、実際は、上下移動の大変さやメンテナンス費用が高いこと、ターゲットが限定されることから、売却しにくいとされています。
そのため、3階建ての家を売却する際は、あらかじめ耐震診断をおこない問題ないことをアピールしたり、事業用として売り出したりすることを検討してみるのがポイントです。
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